フズリナ入り石灰岩
【美束坑下の川原】



地学では地面のことを地殻と言いますが
ほんとに卵の殻のように薄いんですよね。



地球の半径が6400km弱だとして
地殻の厚さは大陸部で30km、海洋部で7km程度。
はっきり言って「かさぶた」みたいなものです。



そんな「かさぶた」がどこからか移動してきて
ぐっちゃぐちゃの状態で春日の地に骨を休めました。

ですから、もちろんこんなものが入っていても・・・



何も驚くべきことはないわけです。

古生代のペルム紀、石炭紀あたりに栄えて二畳紀末には死滅した
「フズリナ」という原生生物です。

こんなのだったようです。



相当強そうな感じですが、それでも絶滅するんですね。

いくつか顕微鏡で撮っておきました。



視野にちょうどいい円形が面白いです。



これで実は字が書いてあったらびっくりですね。



大垣城の石垣の石灰岩にもフズリナが入っています。