【根尾で子ども石講座をやってみた】
2016年8月26日(金)
かみさんのママ友たちから要請があり
夏休みの最後に子ども石講座をやることになった。
朝7時に玉扇宅に集合し、現地に8時前に到着。
![](saishu2016082601.jpg)
参加は結局、2家庭から小6が2名。
まあ・・・モンキーみたいなもんである。
これ持ってごらん、重たいだろ
磁石がつくんだ・・・よ・・・あれ?
いねーや。
って感じて、まったくじっとしていない。
でも磁石がつく石は気に入ったらしく
大フィーバーだった。
暑すぎず寒すぎない天気の中
二度ほど場所を転々とし
まだ遊んでいたいという子どもたちに
この後うちで土産の標本作りをするぞというエサで釣り
ようやく車に乗せる。
ずっと監視と説明で
特に探し歩いたわけではないのだが
説明に使うために花崗岩やら砂岩やらを探していたら
神様からお駄賃が貰えた。
えー!
こんなところで菊花石?
![](saishu2016082604.jpg)
乾かしてもくっきり。
菊花石ではない
というご意見もあろうかと思うが
実は磨き品を持っている。
![](saishu2016082612.jpg)
石のやりはじめの頃
谷汲のお店で二束三文で入手したのだが
ちゃんと花でしょ。
同じでしょ。
![](saishu2016082610.jpg)
ほら。
![](saishu2016082613.jpg)
ほおら。
採取地は
良石を拾えるので好きなのだが
下流なので、ここで菊を探す者はいない。
さすがにライバルが皆無なので残っていたのだろう。
同行していたかみさんが
「割って二人にやれ」と言うが
それはいかん。
価値を知る者に持たれるのが
石にとっての幸いというもの。
いくらお宝でも
陸上ファンでもないのに
男子400mリレー銀メダルのバトンをいただいても困る。
せいぜいオークション行きだろう。
玉扇宅に戻って、ランチしながら石講義。
まずは岩石の種類と成り立ち
そしてどのようにして鉱物が出来るのか。
話を聞かん者には土産はないぞえ、と脅し、未来のマニアを育成。
ランチ後は、別室に陳列しておいた品々で
さらに「各論」講義へ。
![](saishu2016082605.jpg)
よいか君たち、ラベルのない石に手を出すべからず。
![](saishu2016082606.jpg)
また、安易に外国産に心惹かれるべからず。
世の中に標本とは三種類あるなり。
一つには、買い求め容易なるもの。
また一つには、買い求め可能なれど、容易にはあらぬもの。
そして極めつけのものは、買い求め能わざるものなり。
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こがそなり。
(これがそれであるぞ。)
産地は秘匿なり。
一度余人に漏れれば我保身能わざるなり。
こういうのもあるよ。
紫外線を当てると・・・
![](saishu2016082609.jpg)
ママさん「どうして紫外線で蛍光するんですか?」
玉扇「・・・知らない」
もちろん、その後必死で調べましたとさ。
百均で買っておいた八ますのケース二つずつに
用意しておいたお宝を順に説明しながら
ラベルを書かせ、詰めさせた。
写真を撮り忘れたが、満足して帰って行った。
後進の育成に多少なりとも携わることができて
嬉しくもあるが
底なしのコレクションを誇るわけではないので
定期的にこんなことしてたら
「コレクション破産」ということになるな。
「伝える」と「あげる」は
分けて考えるべきだと悟った一日であった。
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