【根尾で子ども石講座をやってみた】
2016年8月26日(金)



かみさんのママ友たちから要請があり
夏休みの最後に子ども石講座をやることになった。
朝7時に玉扇宅に集合し、現地に8時前に到着。



参加は結局、2家庭から小6が2名。
まあ・・・モンキーみたいなもんである。

これ持ってごらん、重たいだろ
磁石がつくんだ・・・よ・・・あれ?

いねーや。
って感じて、まったくじっとしていない。



でも磁石がつく石は気に入ったらしく
大フィーバーだった。

暑すぎず寒すぎない天気の中
二度ほど場所を転々とし
まだ遊んでいたいという子どもたちに
この後うちで土産の標本作りをするぞというエサで釣り
ようやく車に乗せる。

ずっと監視と説明で
特に探し歩いたわけではないのだが
説明に使うために花崗岩やら砂岩やらを探していたら
神様からお駄賃が貰えた。




えー!
こんなところで菊花石?



乾かしてもくっきり。

菊花石ではない
というご意見もあろうかと思うが
実は磨き品を持っている。



石のやりはじめの頃
谷汲のお店で二束三文で入手したのだが
ちゃんと花でしょ。



同じでしょ。



ほら。



ほおら。

採取地は
良石を拾えるので好きなのだが
下流なので、ここで菊を探す者はいない。

さすがにライバルが皆無なので残っていたのだろう。

同行していたかみさんが
「割って二人にやれ」と言うが
それはいかん。

価値を知る者に持たれるのが
石にとっての幸いというもの。

いくらお宝でも
陸上ファンでもないのに
男子400mリレー銀メダルのバトンをいただいても困る。
せいぜいオークション行きだろう。



玉扇宅に戻って、ランチしながら石講義。
まずは岩石の種類と成り立ち
そしてどのようにして鉱物が出来るのか。
話を聞かん者には土産はないぞえ、と脅し、未来のマニアを育成。



ランチ後は、別室に陳列しておいた品々で
さらに「各論」講義へ。



よいか君たち、ラベルのない石に手を出すべからず。



また、安易に外国産に心惹かれるべからず。



世の中に標本とは三種類あるなり。


一つには、買い求め容易なるもの。
また一つには、買い求め可能なれど、容易にはあらぬもの。
そして極めつけのものは、買い求め能わざるものなり。



こがそなり。
(これがそれであるぞ。)

産地は秘匿なり。
一度余人に漏れれば我保身能わざるなり。



こういうのもあるよ。



紫外線を当てると・・・



ママさん「どうして紫外線で蛍光するんですか?」
玉扇「・・・知らない」

もちろん、その後必死で調べましたとさ。

百均で買っておいた八ますのケース二つずつに
用意しておいたお宝を順に説明しながら
ラベルを書かせ、詰めさせた。
写真を撮り忘れたが、満足して帰って行った。

後進の育成に多少なりとも携わることができて
嬉しくもあるが
底なしのコレクションを誇るわけではないので
定期的にこんなことしてたら
「コレクション破産」ということになるな。

「伝える」と「あげる」は
分けて考えるべきだと悟った一日であった。