【曇天の霹靂―根尾谷―】
2016年10月31日(月)
晴天の霹靂という言葉がある。
突然の驚くべき出来事を
晴れた日の突然の雷鳴にたとえた
なかなかレトリックの利いた言葉だ。
![](saishu2016103101.jpg)
自分の場合
さらにレトリックを利かして
「曇天の霹靂」と言ってみる。
え? 曇天では驚けない?
しまった!
ところで何がそんなに驚きだったのかと言うと
今日明日と、家に誰もいないということを
玉扇太郎は昨日知ったのだ。
しかもハスラー君を置いていくというではないか。
やりたい放題だ。
これで探石に行かなければ
石マニア失格であろう。
灰鉄輝石のイイのと・・・
あと願わくば緑水晶を採りたい!
ということで
岐阜の柿野鉱山へ、レッツゴー!
![](saishu2016103102.jpg)
柿野は何度か行ってるから
目ぇつぶっても行ける。
・・・と思ってたら
![](saishu2016103103.jpg)
なぜか根尾に・・・。
夢でも見ているのだろうか。
これは絶対にご神託に違いない。
流れを大事にしよう。
とは言え、上の写真のスポットからは
光るものを感じなかったので
沢を歩いて遡上してみることにした。
![](saishu2016103104.jpg)
歩いている写真はありません。
そんな余裕はないです。
さすがに月曜日は誰も来ないね。
沢には菊花石の母岩となる石が
わりとたくさんあった。
![](saishu2016103105.jpg)
写真の角度によって
まるで花があるように見えるから面白い。
(もちろん菊花石じゃありません。)
こちらはやや期待。
![](saishu2016103106.jpg)
でも削ったらなくなりそうだな。
とりあえず帰ってから考えよう。
色鮮やかな石。
![](saishu2016103107.jpg)
キレイだけど、こんなのはゴロゴロしている。
やや鮮やかなチャートというだけのこと。
これ!
![](saishu2016103108.jpg)
これ、菊だね。
これは梨地母岩では?
![](saishu2016103109.jpg)
でも中身は瑪瑙か?
磨いてみるとおもしろいかもしれない。
サビはどうせ落ちないだろうけど。
下側に降りてみる。
![](saishu2016103110.jpg)
ん?
窯が作ってある。
うわ! 吸殻だらけだ!
![](saishu2016103111.jpg)
最低だね。
何考えてるんだか。
もう来るなよ。
お? 根尾孔雀?
![](saishu2016103112.jpg)
すでにツルツルしてる。
グラインダー痕もある。
![](saishu2016103113.jpg)
だれか捨てていったか?
捨てられるレベルのものかもしれないが
玉扇太郎にとってはお宝だ。
もらっておこう。
![](saishu2016103114.jpg)
なんやかんやで、いろいろ拾ってきてしまった。
かみさん帰ってきたら
また叱られるな・・・
![](saishu2016103115.jpg)
根尾桜石をいくつか採れた。
最近は桜石すら枯れているので貴重。
![](return.jpg)