【京丹後〜神子畑ツアーA】
2017年7月30日(日)



朝になり、各自ガソリンを補給した上で
玄武洞に集合ということになった。。



兜山が目前に。



ここは水晶が採れるそうなので
登って、記念に欠片でも拾えたらとも思ったが
時間がないのであきらめた。



粘々の流紋岩の岩肌が露出していた。

どことなく北海道の湖を思わせる風景。



さらば兜山。

T氏との待ち合わせの九時に玄武洞へ。
ゲッ!!



ミュージアムはリニューアル工事中だった。
はるばる来てるんだから
そういうのやめてほしい。
プレハブでも何でもいいから仮設して営業しろと言いたい。

おかげで余分な散財をしなくて済むけどね。



かねてより一度行ってみたかったジオサイトなので
ミュージアムやってなくてもテンションは高い。



旅の恥はかき捨てと言われる。
そこまでのことではなくても、ある程度は
ノリはやったもん勝ちである。



面白いのは
同行のT氏がほぼ同じ温度であること。



おかげで気兼ねなく
ノリを満喫することができた。

さて、せっかくなのでやや真面目に玄武洞を紹介したい。



ザ・鼻の穴。

失礼、今度こそ真面目な話を。



玄武岩質マグマの噴火で溶岩が流れ出て
それが冷えて固まったときに規則正しいヒビが入った。
これが玄武洞の生成メカニズム。

面白いのは
縦にヒビが入ると「柱状節理」と言い
横にヒビが入ると「板状節理」と言うのだが
玄武洞の場合、両方なのだ。




で、建材としてとても重宝したらしく
実際、玄武洞の穴は自然にできたものではなく
屋根材などとして採取するうちに
穴が開いたのだという。

ちなみに玄武岩という和名の由来はここなのだそうだが
なぜここが玄武洞になったのかは
忘れてしまった。

さて、向かって玄武洞の右隣(南隣)には
青龍洞のいうのがある。



こちらは玄武洞に比べて
ややスマートな印象がある。

正面の池にはゲーム機が置かれている。



コインを投げて
テーブル上に残ったら勝ち。



水底には無念のコインが無数に・・・。
憎悪すら帯びているように感じられるが
気のせいだろうか。

欲望にまみれた人間どもを嘲笑うかのごとく・・・



冥界より青龍蜻蛉が舞い降りた。



へたくそな私をも嘲笑うかのごとく
写真を撮り終えるまで
動かずにいてくれた。

玉扇太郎しばし、心洗われながらボーっとしておったそうな。