脈状の金属鉱石
【秩父鉱山/大黒川原】


石灰岩に熱水が流れた脈状鉱石です。



石英脈に運ばれたようにも見えますし
余った残液が石英になってこびりついたようにも見えます。

視認できる鉱物は方鉛鉱(ガレナ)と・・・



黄鉄鉱(パイライト)です。



黄鉄鉱はさすがに
「愚者の金」の異名を持つだけのことはあって
どうしても一瞬、ドキッとしてしまいます。

迫力ある方鉛鉱の結晶を撮影したいのですが・・・



なかなかうまくいきませんね。

採取は大黒坑下を流れる神流川の
大黒ズリよりやや下流です。
厳密には
大黒鉱床のものかどうかわかりませんので
「大黒川原」とするのが無難でしょう。