コラ半島の十字石
【ロシア】



ザ・十字双晶とも言うべき
貫入十字双晶の代表的な鉱物。




ロシア、ムルマンスク州のコラ半島出土の
スタウロライトです。



白雲母(マイカ)や藍晶石(カイヤナイト)や
鉄ばんザクロ石(アルマンディン)などが
動力変成を受けてギューっとなったところで出来るらしいです。



形の整ったものはキレイに90度に貫入双晶を成す。



まるで十字架のように見えるため
古くは十字軍の兵士がお守りとして好んだそうです。



ロシア産は定番ですが
なかなかこの大きさでしっかりクロスしているものは
ないんですよ。



裏はほぼ雲母片岩ですね。