【竹森鉱山】


地主さんが鉱物採取者に好意的で
以前はこんな風に歓迎してくださっていたようだが



あまりに多くの人々が荒らし過ぎて
仕方なく立入禁止にされたのだと聞く。

人によっては川原で石を一つまみするのも犯罪だと言うぐらいだが
何事にも程度というものがある。
個人で楽しむためにいくつかいただいて帰るぐらいは
フィールド活動として許していただきたいものだが
商売、ビジネスの欲が先に立つと
「採算」「利益」ばかりが気になり
「埋めて戻す」ことすら忘れてしまうようである。

たまに採取に行っても
同行者が煙草やペットボトルをポイ捨てするのを見ると
同輩、後輩なら言って聞かすが
先輩ではなかなか言えず
心を痛めるのみである。

売り物を買う者も同罪だと言う人もいるが
これも程度問題だと思う。
すでにモノ持つ身にあれこれ言われても
禁止場所の標本を買ってでも手に入れたいのは人情。
先に始めたものが偉いのかと言いたい。
それではこの世界は尻すぼまりである。

玉扇太郎の師匠の名言に
「売るやつがいるから買ってやるんだ」
というのがある。

「買うやつがいるから採ってくるんだ」
という理屈よりは小気味がよいと思うのは
自分だけだろうか。

自分は買うにしても
惜しそうに
「コレクションの切り売り」をしている人から
言い値で買うのが好きである。
わが子を手放すような表情で渡してもらうと
その石には
自分で採ったのに似た思い出ができるというものだ。

さて竹森鉱山についてだが
ここは「水晶鉱山」で
明治の初め頃にはすでに「ススキ入り水晶」として
全国的に知られていたようである。
かの木内石亭のコレクションを受け継いだ
和田維四郎の著書に取り上げられたのが大きいようだ。

せっせと掘られた水晶坑だが
大正末期の関東大震災によって崩落し
以後は大規模な掘り出しはされていないそうだ。

そして平成。
立入禁止になった。


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水晶片つき岩石標本
【竹森鉱山】

小さなポイント水晶
【竹森鉱山】
工事中

工事中
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工事中
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