孔雀石
【Malachite 】


銅の炭酸塩鉱物で
緑青(ろくしょう/銅錆び)の主成分と同じ。
銅の二次鉱物の代表的なもの。

ブロシャン銅鉱などと似ているが
希塩酸で発泡するので判別はつく。

藍銅鉱とは組成がほぼ同じで
よく共存するが
藍銅鉱は銅の濃度が高いことが生成条件であり
孔雀石の方が一般に存在しやすい。

緑色の顔料として
昔から利用されてきたと同時に
宝飾としての需要も大きい。

ロシア、エルミタージュ美術館にある
「冬の宮殿」の「孔雀石の間」は
柱や調度品の装飾に孔雀石を用いている
たいへん贅沢な部屋である。

モース硬度は3.5〜4と高くない。



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巨大標本
【コンゴ】

ローザ石
【メキシコ/
ドゥランゴ】