【フォッサマグナミュージアムA】
2016年8月30日(火)



フォッサマグナミュージアムでは
我々のような鉱物好きには
もうひとつの楽しみが用意されている。



それは一番奥のスペース。



質、量ともに
失礼ながら東京上野の
国立科学博物館よりはるかにすごい。

新潟の地方の・・・
などと思っていると度肝を抜かれる。

プレートの大きさはすべて同じ。
玉扇太郎の指との比較。



標本サイズの目安にされたし。

まずは長石から。



一言で長石と言っても
本当にバラエティに富んでいる。

こちらはラブラドライト。



ラブラドライトは
「曹灰長石」だと認識しているが
プレートには「灰長石」とある。

「曹(ソーダ)」つまりNaが入らなくても
成立するんだ。
ちゃんとラブラドレッセンス(ラブラドル光沢)が出ている。

さらに長石。



空色のブロックは微斜長石。
いわゆるアマゾナイトというやつ。



うーん・・・デカい!
これで長石コーナーを終わります。

続いてカイヤナイト(藍晶石)



ちょっとスケールが違いますね。

スケールが違うものが目白押し。
リチアトルマリン。



これもデカいよ。

アルマンディン。



なんというスケールで
なんというエレガントな結晶。

まるで結晶模型のような
完璧な斜方12面体。
美しすぎる。

こ・・・これは・・・



ベスブ!!
なんだこのサイズは!!

アクアマリン!!!



トパーズ!!!!



驚かされるばかりだ。

続きまして・・・



わらじカツ弁当?

いや、セレナイト(石膏)だそうだ。

次は燐灰石。



なんで燐灰石の柱状結晶って
真ん中で折れてるんだろう。

おお、プレナイト(葡萄石)



ミッキーみたいだ。

そしてコランダム。



デカい!
持ってみたいなぁ。
重たいだろうなぁ。

ここもすごそう。



菱マン(菱マンガン鉱)のコーナーだ。

ん?



なんと!



なんと、二つともオップだ!

オップ・・・尾太鉱山。
つまり国産だ!
すごいなー、国産でもすごいのあるなー!
間違いなく、世界レベルだ。

これはスモークかモリオンか・・・
とにかく黒い水晶。



田上(たのうえ/たがみ)。
つまりこれも国産。

右は蛭川。



左は・・・なんちゃら牧場。
知らない産地だ。

でも、国産が頑張っているのは嬉しい。

それにしても
よい標本が揃っている。

フォッサマグナミュージアム。
いい博物館である。