【神岡鉱山見学ツアーB】
2017年7月16日(日)



ようやくスーパーカミオカンデから脱出。



帰りのバスは、なんかラグジュアリーだった。
どうやらバスに当たりはずれがあるらしい。



上流から
カミオカンデ、神岡鉱山と
高原川に沿って施設が並んでいる。



景観が見事だが
バスの車窓からでは、なかなかうまく撮れない。

眼下にレールが見える。



神岡鉄道の廃線である。

廃線を利用して、ペダルをこいで進む
「ガッタンゴー」というアトラクションがあるが
今回は辞退・・・。

人力で動かすには、暑すぎる・・・。



個人的には特に工場萌えというわけではないが
この勇壮さには、ときめかないでもない。



スローガンが目に留まる。



「変えるな!省くな! 作業手順」

とても深い・・・。

さて、スタート地点まで戻りバスを降りると
最後のプログラムである
「ニュートリノ講座」があった。

東北大の研究員の話だったが・・・
自分はお勉強は向いていないのだろう。
意識が戻ったときは、終わっていた。

あとは公民館の中でやっている展示を見て回ろう。

神岡鉱山のブース。



早朝の出店でキープしておいた
リング模様の杢地鉱。



それの巨大版が展示されていた。



なるほど、灰鉄輝石と閃亜鉛鉱が作った模様か。

「これは栃洞に特徴的なものですか?」
詰めていた社員の人に聞いてみる。

「いえ、神岡でまんべんなく出ますね」
へー、知らなんだ、知らなんだ。

展示を一通り見て回り
青空ショップに戻ってキープしていた石を確保。

ついでに蛍石を追加でゲット。



支払いをしながらふと見ると
なにやら面白いものを売っている。

「何ですか、これは」
「飛騨片麻岩のボーリングコアです」
「へー」
「たまにいにしがんがまじってるんです」
「え?」
「いにしがんです」

何でも「伊西岩」と書き
ご当地の名石らしいのだが
この私としたことが
そんな岩石名は初耳である。

まだまだ知らぬことばかりだ。

ちなみに、この伊西岩であるが
長石と角閃石の母岩に
チタン石を噛んでいるらしい。

風合いとしては
片麻岩をモザイク処理したような感じか。

「じゃあ、伊西岩入ってるの三つくださいな」
とお願いすると・・・



なんと二人がかりで選り分けてくれた。

で、選り分けてもらったのがこちら。



ふむふむ、なるほどね。



なんとなく感じは掴めた。

では、午後は高原川に下りて
伊西岩探しでもしてみようか。

というわけで探すこと小一時間。



詳しくは言いたくないが
実は河原ではないところで、やっとゲットした。



目的物をゲットしたので
あとは神岡の町を散策してから帰ることにした。

神岡鉱業の「夕陽ケ丘社宅」遠景。



なんでノスタルジックに感じるのだろうか。

神岡城址付近から神岡町の街並を見おろす。



ありがちな写真だが
ここに自分自身が写り込むと
また、一味違ってくる。



へっへっへ。

さらに神岡城をバックに一枚。



ちなみに神岡城は
江戸初期に幕府の命により取り壊されたそうなので
もちろん、今あるのは偽物。

何はともあれ
神岡の町を夕方までぶらぶらして帰路につきました。

見聞も深まり
標本もいくつかゲットできて
とても楽しい一人旅でした。