【岐阜相戸鉱山〜洞戸鉱山ツアー】
2018年2月28日(水)



鉱物師匠が岐阜の相戸鉱山を見たいというので
探し探し行ってみることにした。



事前にネットで仕入れた情報によると
坑口まで行くにはかなりの登山が必要とのこと。
軟弱ものの玉扇太郎は
端から「登る」気などないのだが
師匠は車で登れるだけ登ろうという魂胆だったようで
ほとんど登れぬとわかると
「また来ようや」と撤収の構え。

いやいや、坑口まで登れなくても
沢で拾えるものがあるかもしれない。
乗り気にならない師匠をなだめ
沢に降り立つ。



目当ては硫砒鉄鉱やら亜鉛系の鉱物。
方解石が入った錆び錆びの岩に入っているらしいので
それっぽいものをいくつか割って歩く。



いくつかサンプルをリュックに入れ退散。
まあ沢程度ではこんなもんだろうとは思う。
いつかは登山レベルの猛者になってみたいものだが・・・。

元々相戸鉱山は完敗覚悟だったので
口直しに洞戸鉱山へ行くことにした。
今の時期なら、山蛭に悩まされることもあるまい。



許可を得て車を停め、梅保坑まで進む。



まだ雪が残っている。

藪から棒に坑口が現れる。



怖ろしくて、のぞく気にもなれないので次へ。

またあった。



今度のはまだまだしっかりしていそうだったので
ちょっとだけ、のぞいてみる。

フラッシュ、オン!



うわあ・・・。
命あっての物種なので、撤収。

坑口前から沢にかけて
ちまちま、ちまちま表面採取。



それでも
かなりの量の灰ばんザクロ石と
いくつかの紫石英が採取できた。



残雪がすごいなあと思いながら
杢助坑まで行ってみようとしたが
残雪どころか林道はまだ完全に雪道で
玉扇太郎のハスラーは当然4WDだが
たかが1インチアップで、オフロードタイヤをはめているだけ。

とても生きて帰れなさそうだったので、ここでリタイア。

まだ昼過ぎではあったが
師匠宅まで戻らないといけないので
モネの池にちらりと寄って、撤収した。



モネの池は個人的には二度目だが
今回は写真を撮っていても
色が薄くて、色彩も少ない気がした。



ちなみに上の2枚が今回のもので
下の2枚は以前、かみさんと行ったときのもの。





そうか、周りの草木の色か!

さて帰宅後はじゃぶじゃぶ洗って土を落とす。



紫石英。



取捨選択の結果。



ざくっと1箱分に厳選してみたが
時間のある時に、しっかり整頓しようと思う。