緑閃石と滑石
【五良津山】



関川上流の五良津山産の緑閃石です。



まるでエメラルドのような
濃厚な緑色の柱状結晶が特徴です。



緑閃石の洋名はアクチノライト(アクチノ閃石)です。
語源はギリシャ語の【aktis】で「光線」という意味だとか。

確かに強烈な光を放っていますね。

シルキーな母岩は滑石です。



滑石は水酸化マグネシウムの珪酸塩鉱物です。



何となくアルミニウムも入っていそうな質感ですが
組成にはまったく含まれません。



滑石はモース硬度1の指標鉱物で
ひっかき傷に最も弱い硬さの鉱物代表です。

そんな滑石の中ですくすく育った緑閃石。



この組み合わせは
当地の代表的なコラボレーションです。

三波川の広域変成作用で生まれたコラボです。



荒々しさと優しさのシンフォニー・・・



・・・などと勝手に呟いてみたりして。