関川上流の五良津山産のアルマンディン(鉄ばんザクロ石)です。
見るからに動力変成(広域変成)を受けたとわかる
母岩の縞模様が渋いです。
本鉱の特筆すべき点は
美しい自形結晶がしっかりついている点です。
関川の下流で採取するものは
川ずれして丸くなってしまっていますが
上流のものは
このように結晶面が無傷の状態で確保できます。
小さいものも
それなりに形が残っています。
上流での採取を敢行するには
登山の装備が必要ですから
素人の軟弱者である玉扇太郎には難易度が高いです。
ですから
上流モノは貴重なのです。
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