銅藍疑惑
【金平鉱山】


流紋岩質または安山岩質の凝灰岩の
酸化帯にできた二次鉱物群です。



銅、鉛、亜鉛鉱床ですから
どのような組み合わせでもおかしくはないですが
本鉱は銅の二次鉱物ができています。



緑色の皮膜は孔雀石でしょう。



群青で金属光沢が見られる部分は
藍銅鉱かなとも思いますが
手元のデータでは尾小屋鉱山一帯で
藍銅鉱の採取は確認できません。

斑銅鉱にも見えませんし・・・
青鉛鉱かもしれません。



しかし青鉛鉱がここまで暗色になるのか
という疑問もあります。

顕微鏡で見てみます。



もしかしたら銅藍かもしれません。



白色のガラス光沢の結晶は水晶です。





顕微鏡で見てみます。



これという結晶は確認できませんが・・・





まあ水晶でしょう。