銅藍疑惑2
&硫酸塩鉱疑惑
【金平鉱山】


流紋岩質または安山岩質の凝灰岩の
酸化帯にできた二次鉱物群です。



孔雀石と青鉛鉱の組み合わせですね。



白っぽくなっているところは
青鉛鉱が変質して
硫酸塩鉱になっているのかもしれません。
PbCu(SO
4)(OH)2 → PbSO4

硫酸塩鉱なら紫外線で白黄色に蛍光するはず。



やってみます。



微妙ですね。
ちなみに白鉛鉱でも同様に光りますので
自形結晶がない限り同定は困難です。



表面が酸化した水晶が生えています。



青、緑、白を背景に
異彩を放っていますね。



顕微鏡写真です。
ガラス質の部分を見つけました。



青鉛鉱でしょうか。

さらに観察を続けます。



なかなか放射状のものが見つかりません。



結局、本鉱には放射状はありませんでした。
次の石に期待です。

んー?

これは六角板ですかね。



だとしたら
お宝の銅藍ということになるかもしれません。