マンガン鉱物
【山田鉱山】



山田鉱山のマンガン鉱物です。
マンガン鉱物は素人にはわかりません。
わかりませんし
わかろうとも思いません。



山田鉱山は変成層状マンガン鉱床だそうです。
まあそもそも日本そのものが
基本的にプレートの沈み込みによる
削りかす(付加体という)でできているわけで
層状と言ってもかなりシャッフルされているはず。

もちろん削りかすとは言っても
地球規模でのスケールですから
「かす」と言っても粉末ではないですが。



それでも「かす」には違いなく
我々が目にすることができるのは
形成時のままではないわけです。

層状マンガン鉱床は
おそらく海底火山からの噴出物の沈殿で形成されました。



それがプレートの移動で日本にやってきたわけです。
ただでさえややこしいのに
ここの鉱床はさらに「変成」を受けているわけですから
もう、元がどんな感じなのか
素人の玉扇太郎にはイメージできないです。

所どころ石英脈というか塊があり
その中にややきれいなピンク色が見られます。



きれいなものは
二次的に生成された菱マンガン鉱だと
聞いたことがあります。

鉱物の拡大写真は小さなジオラマのようです。



今回はまるで
打ち寄せる波を崖上から眺めたような
そんな感じに見えませんか?