球状閃緑岩(ナポレオン石)
【Spherical diorite】


ナポレオン石と言われる所以は
この石がナポレオンの生地であるコルシカ島で発見されたから。
針状結晶が球状に集合したものが
深成岩中に育って
断面が花びらのようにも見えることから
「菊面石」とも呼ばれる。

主に閃緑岩中にできるようだが
花崗閃緑岩や花崗岩にもできる。
斑レイ岩じゃないのかなと思うようなものもあるので
ここでは深成岩全般としておく。

国内でも各地に見られ
玉扇太郎の住む近隣では福井から石川、富山にかけて
「常願寺川」「九頭竜川」「真名川」産などが
鑑賞石として有名。

これらの石は
「菊面石」というより「時計石」と呼んだほうが
マニアの間では通りがよいようだ。

なお国内では
宮城県白石市のものは「菊面石」として国の天然記念物に指定され
佐賀県多久市のものは市の天然記念物になっている。
その他、個人的には
山口県周防大島のものがよいと思っている。



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ナポレオン石
(球状花崗閃緑岩)
【ペルー】