MINERALOGY


【第七講座】
岩石の分類



一言で岩石の分類と言っても
成因、成分、年代、用途など分け方も様々です。
ここでは成因を基幹として、成分で細分化させてみます。

まず成因で見ると、岩石は三種類に分けられます。
「火成岩」「堆積岩」「変成岩」です。
「火成岩」はマグマが冷えた岩石です。
「堆積岩」は積もったものが固まった岩石です。
「変成岩」は圧力や熱が加わって変化した岩石です。

ところが実は「堆積岩」のほとんどは
「火成岩」がなければ成立しませんし
「変成岩」は「火成岩」「堆積岩」がなければ
誕生しようがありません。
また「変成岩」は砕けて「堆積岩」の一部にもなります。

例えば「堆積岩」の代表である「砂岩」は
「火成岩」が粉々に砕けた砂が中心になっています。
その「砂岩」の中にザクロ石や紅柱石などの欠片があれば
その起源は「変成岩」かもしれないわけです。

さらに言えば「火成岩」と言っても
マントルからやってくるマグマの成分でできる岩石は
基本的に「かんらん岩」か「玄武岩」で
特に「玄武岩」を作るマグマは
すべてのマグマの源となることから
「本源マグマ」と呼ばれています。

これらのマグマが冷えていく中で組成が変化したり
地上で他の成分と混ざりながら
再び溶け、再び冷えることで
「花崗岩」などの雑多な岩石に生まれ変わるのです。

現在、地球上にある岩石は
46億年間にわたる、ありとあらゆるシャッフルによって
出来上がったのです。

玉扇太郎は一応、こんなものを持っていまして・・・



普段あまり役に立っていませんが
せっかくなのでこういうところで役立たせたいですので・・・



必要に応じて、サンプルとして紹介したいと思っています。

では、ありとあらゆるシャッフルの結果を
細分化してみましょう。

@火成岩  A堆積岩  B変成岩