MINERALOGY


【第七講座】岩石の種類
@火成岩



「火成岩」はマグマが冷えて固まった岩石です。
一般的に「火山岩」「半深成岩」「深成岩」に分けられますが
フィールドでは境界の判断が難しい場合もあります。
学術的に掘り下げるのでなければ
そこまで厳密に分ける必要はないでしょう。

山口大学のHPに分かりやすい表がありましたので拝借します。



ところで、たまたまその岩石がほぼ単一の鉱物で成り立って入れば
呼び名は「かんらん岩」「輝石岩」「角閃石岩」「ざくろ石岩」
などと「鉱物名+岩」という呼び方をされます。
この場合、成因は関係なく成分で分類されていることになります。
(成因は変成岩かもしれないからです)

また、例えば花崗岩と似たような成分であっても
それが変成岩であれば
「石英片岩」とか「花崗片麻岩」になったりします。
他にも同じ「角閃石」が主成分であっても
火成岩なら「角閃石岩」ですが
変成岩なら「角閃岩」と呼ばれ、区別されます。
(ややこしいですね)

では、さらに細分化していきましょう。

@火山岩 A半深成岩 B深成岩